肩こりの原因の1つである老化。老化によって起こる肩こりは有酸素運動で予防ができる?
ウォーキング、水泳、自転車がいい?
ふくらはぎの血流が関係。
激しい運動が良くない?
運動強度って何?自分の運動強度を知ろう!
老化と肩こりと有酸素運動
僕らの体は20歳ごろをピークに
歳を重ねると共に筋肉や関節の組織が硬くなっていってしまいます。
そのため、徐々に体をしなやかに動かしたり、正しく姿勢を保つことは
難しくなるのです。
放おっておけば、さらに不自然な姿勢や動きを強いられてしまい
肩や首、ひざなどに負担がかかり、不調をきたします。
このような老化による身体機能の低下が招く症状は
ある程度は仕方のない事で、生命の宿命です。
しかし、方法によってはその老化による症状を
ある程度抑制することができるのです。
それは適度な運動によって可能なのです。
特に効果があるのは最近良く聞く『有酸素運動』です。
有酸素運動は体に適度な酸素を取り入れながらゆっくり行う運動です。
その例として、ウォーキングや水泳、水中ウォーキング、サイクリングなどが挙げられます。
水泳や水中ウォーキングは水による浮力で
体の重力による負担が軽減されるので
ひざなどの関節が弱かったり、体重が重い人にはオススメです。
特にオススメなのがウォーキングです。
人間は歩くことが健康に1番良い運動だと、僕は考えています。
その理由の1つが下半身の血液を効果的に上半身に送れるからです。
歩くことでふくらはぎの筋肉を使い、
下半身に溜まっていた血液を全身に送り、血行が良くなります。
ふくらはぎの重要性についてはこちらからどうぞ。
ウォーキングは有酸素運動の中でも
時間や場所を選ばず、特別な道具が不要です。
いつでもどこでも誰とでもできる気軽な運動としてメリットだらけなのです。
ここでウォーキングのポイントを挙げます。
- 遠くを見る
- あごを軽く引く
- 胸をしっかり張る
- おなかに力を入れる
- 肩の力を抜く
- ひじを軽く曲げ、うでは大きく前後に振る
- 腰を上下に揺らさない
- ひざと足先は正面に向ける
- かかとから着地しつま先で蹴る
- 歩幅は通常より広めにする
ウォーキングはこのようなことに注意して行うと効果的です。
激しい無酸素運動はNG。運動強度って?
運動は激しくやってしまうと無酸素運動になってしまいます。
無酸素運動とは短距離走や重量挙げなどの瞬発的な力を必要とする運動で
体内の筋肉が酸素不足になり、急激に疲労物質がたまるので
血流が悪くなります。
そのため血行を良くして肩こりの解消をしたい人にとっては
相応しくない運動です。
むしろ筋肉をムダに疲労させてコリや痛みを増長してしまいかねません。
運動には有酸素運動と無酸素運動がありますが、
運動の激しさを測るための運動強度という指標があります。
その式が
(運動時の目標心拍数)=138-(年齢)/2
です。
例えば50歳の場合
138-50/2=113
なので、目標心拍数は113です。
キツすぎる運動はしないように心がけましょう。