学校小学生・中学生にエアコンのない教室で勉強させることに教育的な意味はあるのかどうか?
千葉市議会で、市立小中学校と特別支援学校の全教室にエアコン設置の案が不採択となった話。

 

 

 

小学生や中学生の教室にエアコンは必要かどうか?
あなたはどう思いますか?

 

財政の厳しい千葉市では
限られた予算をどのように使うかが問題になっています。

限られた予算であるということは
優先順位を決めて、その予算を優先順位の高いものにあてていくことになります。

そこで話題になったのが小中学校の教室のエアコン設置です。

 

保健室や図書室などにはすでにエアコンが設置されてるわけですが
普通教室全てには設置されてないのです。

全普通教室にエアコンを設置すると76億円もかかる試算だそうで
予算の問題から、
「エアコンよりは老朽化やトイレ(洋式化)などに予算を回した方がいい」
という声や
「ある程度耐える精神みたいなものを鍛えることが必要」
という意見が委員から挙がりました。

 

そういった発言でネット上でも話題になり
市長や市議会のツイッターやメールに多くの意見が寄せられました。

市民団体からは
「扇風機では限界を超えた暑さに太刀打ちできない。計画的な整備を求める」
といった請願がありました。

 

小中学校にとってのエアコンの存在価値、
その優先順位の問題です。

 

まあ、少ない予算では何かを捨てなければならないのは分かります。
しかし、その捨てるべきものは「エアコン設置」でいいのか?

 

難しい問題ですが、
僕はやっぱり当事者である小中学生と
その教室で教えている先生にアンケートを取って欲しいですね。

エアコンの有無が授業にどれだけ影響を及ぼすか。
それを理解すべきだと思います。

 

自分が小中学生の時、エアコンが付いてた覚えはほとんどなくて
夏はかなり暑くて勉強する気が起こらなかった気がします。

下敷きをうちわ代わりに仰いだり
顔や首をわざと濡らして、気化熱で体を冷やしていた覚えがあります。

 

「ある程度耐える精神みたいなものを鍛えることが必要」

こういった意見が挙がっていましたが、
『教育』として何が一番大事なのかが問題だと思います。

 

教育の目的を
「暑さに耐えて、我慢する力を養うこと」とするのか
それとも
「各教科の学力を向上させること」とするのか

 

前者であれば、エアコンは付けなくてもいいと思います。
後者であれば、学習環境を整えるためにエアコンは付けるべきです。
人間が集中できる適正な気温は決まっていますから。

 

正直、僕は
「ある程度耐える精神みたいなものを鍛えることが必要」だとは思いません。

 

これは所詮あとづけの理論で、持論を通したいから出た発言でしょう。

 

そもそもそんな精神を身に付けることが学校の目的なんでしょうか?
暑さに耐えることが目的なら外へ出ていればいい話です。
学校は学ぶ場所で、そのための学習環境を整えなければなりません。

 

そもそも文部科学省は学校環境衛生基準で、
「最も学習に望ましい条件は、冬で18~20度、夏で25~28度程度」
としています。

 

昨今の夏の気温は場所にもよりますが、平気で35℃を超えたりするので
とても望ましい学習環境ではありません。

 

また、暑さによって脱水や熱中症になるリスクも上がります。

エアコンを設置していないために
教室にいることで子供が健康を害する可能性が高まってしまうのです。

 

教育機関なら、本来はエアコンを全教室に設置して
学習するのに相応しい温度に保って、

「もしエアコンが無かったら、体にどのような症状が起こるか」
「健康にどんな影響を及ぼすか」

を授業で教えるべきだと思います。

そのぐらいのことをすべきです。

 

よくわからない精神論を身につけるために学校があるわけではありません。
子供の教育のため、子供の安全のため、子供の健康のために何が必要か、
それをもっとよく考えてほしいものです。

 

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